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よく皆様から、「信念を持っているから、こんなふうにやって来られたのですね」、
「好きなことがしっかりあって、それが仕事になっていいですね」などのお言葉をいただくのですが、私自身、実は・・・すごく信念を持っているという感覚はあまりなく、興味の赴くままに、マイペースに歩んできました。
思えば高校生の頃、人付き合いが苦手だと感じた私は、まずOLという生き方は無理だと思いました。
小さいころから物を作ることが好きだった私は、「手に職をつけたいなあ」と漠然と夢をもっていました。また、人と関わることに自信がなかったので、できれば忙しい社会と隔絶した平和な空間で生きていたいと思っていたのです。
イメージは、引きこもり職人系です(笑)。
「陶芸家ってなんかいいな。」「作家もあこがれるな。」「インテリアデザイナーもいいな。」と、夢は広がります。「でも結局、自分は、何をしたいんだろう?」と悩んでも答えは出ません。
自分の外見に不満だらけで、ダイエットに興味深々だった学生時代。
私はファッション雑誌で、「カイロプラクター」という職業に就いた女性のインタビューの特集を発見しました。
「カイロプラクターは、人の体の不調を手を使って改善させるだけでなく、食事、運動法などもアドバイスできる人です」
という言葉は、まさしく私がマニアックに探求していたことの、理想の姿でした!
そうして、大学卒業後の22歳の春から、私のカイロ道がはじまりました。
学校卒業後も、バイトと掛け持ちしながら治療院で経験を積みました。
フェイシャルを始めたのもその頃です。カイロとは全く違う内容に戸惑いましたが、結局顔も体の一部なんだと気づき、これも面白い勉強になりました。
その後、化粧品に頼った、単調なフェイシャルの流れに面白みを感じなくなった私は、その人に合わせていろいろできるという、アロマセラピーに興味を持ちました。
アロマは、学んでみると奥が深くて、心と体の結びつきをとても実感させられました。
カイロを受けに来られる患者様の中には、なかなか痛みが取れず、毎日のように通院される方がいらっしゃいます。でも不思議なことに、ある日ケロッと治ってしまう人が多かったのです。そんな方たちを見ていて、不思議に思っていたころ、私の背中にもイヤ~な鈍痛が生まれていました。
いつも、いたい。
なにしてても、いたい。
センセー、お願い、ここバキッとして~。
いたいよー、なんでこんなに痛いんだろ。
いたい、いたい、いたい。
こんなに体にこたえる仕事は、もう無理かもしれないな。
はあー、いたい、いたい。
と毎日のように言っていたら、
先生に雷を落とされました。
「なべちゃん、イタイイタイ言うな。みんな、どこかは痛いんだよ。
その痛み、どうして起こるのか教えてやろうか。それはなー、『気のせい』だ!!」
ガーーーン!!!
「なんで自分ばかり、こんなに働いているんだろう、なんでやらなくちゃいけないんだろう、そんなふうに思ってるから痛いんだよ!」
ガガーーーーン!!!!
た、たしかに、そのときの私は、上手くいかないいろんな事を、人のせいにし、環境のせいにし、とてもネガティブ思考だったのです。
「私が、悪いんじゃないか!!私が、動いていないんじゃないか!!」
そう気づいたのです。そうしたら、なんと背中のしつこい痛みが、消えてしまったのです。
すごい、体は、ほんとにすごいな。心と体は、こんなにもつながっているんだ!
アロマを使って、人が元気になるために、もっといい方法があるに違いない。
型にはまらない、自分のやり方で、その人にとって一番ぴったりの、そんな施術と提案がしたい。
そう思った時には、自分らしさを最大限に出せる「独立してお店を出す」という言葉が、とてもワクワクした事に思えてきました。
28才の時、小さなアロマサロン「ひだまり」は、日進市梅森台のマンションの1室に誕生しました。6畳のお部屋が、ふたつ。ホームページも新しく出来上がりました。
さあ、わたしの新しい毎日がスタートです。
しかし、なかなか埋まらない予約帳を見ながら、心にむくむく湧いてくる不安を感じました。不安をかき消すため、手作りの白黒コピーのチラシをご近所のお家にポスティングして回りました。
そんな地味な行動でも、結果はついてくるものです。
今、一番のお得意様となってくださっているお客様は、この当時の白黒チラシの時のお客様なのです。
不安だらけで続けてきた1年目の冬。私のもとに、電話がありました。「デイサービス・はじめの一歩です。うちで、アロマのフットケアをしてくださいませんか?」
「アロマを使ったフットケアって、絶対お年寄りにはいいと思うんです。足は、血行が悪くなりやすいですし、アロマって、脳にすごく刺激を与えて、いろんなことを思い出したりするんです。直に体に触れながら、向かい合ってお話することも、ぜったいいいと思うんですよね~」
という何気ない私の話を聞いてくださっていたお客様が、半年後にこのお話を持ってきてくださったのです。
ひだまり2年目は、行動を起こした年でした。
「身体を気持ちよく動かす時間を楽しんでいただきたいなあ」という想いから
「ピラティスの会」を始めました。ピラティスは、身体の構造をとても解剖学的に意識するので、カイロ出身の私にも理解がしやすく、人にもその良さを伝えるのが楽しかったです。先生の人柄もあって、人数が徐々に増え、とても好評な会になりました。
6月には、海外ひとり旅に挑戦しました。そこは新しく春から始めた新メニュー「ホットストーンセラピー」の発祥の地であるという「アメリカ・アリゾナ州、セドナ」です。
自分ですべて決めて、行動すること。動かなければ、なにも始まらない。わくわくもあるし、孤独もある。
海外ひとり旅は、自分一人でお店をやることに、とても似ていると思いました。
秋が来て、私は30歳になりました。ちょうどその頃から、私はヨガのインストラクターの養成コースに通いはじめました。
そしてヨガを通じ「心を穏やかに、静かにすること、そこから生まれる安定した自分」に出会えました。
そして3年目。
ひだまりは、新しく「人に技術を伝えること」を始めることになりました。
以前から挑戦したいと思っていた事でした。
「自分らしさを最大限に出せるお店をオープンさせたい!」
「自分のあたたかい手で、周りの人のお役にたちたい!」
「自分らしいスタイルで、輝きながら生きていきたい!」
そんな、前向きな女性を応援するスクールです。
今、1期~4期生の中から、3名の卒業生が、プロのセラピストとなって、
一緒にひだまりでがんばっています。
たった一人の小さいお店だったひだまりが、自分だけでなく、
スタッフや生徒さんの夢にもなっている。
そんなことが、とてもありがたく、奇跡的なことに感じます。
自分が好き勝手にやってきたことに、賛同してもらえる事の奇跡というのか、
とにかく「ありがとう」の気持ちがいっぱいです。
6年目を迎えるひだまりですが、高校生の頃、
「世の中と隔絶した空間で、ひきこもって仕事したい」と思っていたのが不思議なくらいです。
自分ひとりじゃ出来ない。
色々な人に支えられたからこそ、こうして続けられてきたんだと心から思います。
そんな『ひだまり』を、これからも大事に育て、
たくさんの方に笑顔を届けられるようなお店にしていきたいです。
ここでは、ひだまりの仲間やお客様のブログを紹介しています。
皆さんが書かれている記事を拝見することが、どこか繋がっているように思えて嬉しく感じます。
ブログをお持ちの方は是非、掲載させてください。(^o^)丿